04月
10

剛紫『美我空−ビガク〜my beautiful sky TOUR』inなら100年会館 2009年4月10日(金)レポ

誕生日公演だからといって特別な演出はなかったですが、
アンコールコール時に会場から起こったハピバソングの優しい歌声に
ファン全員の気持ちがぎゅっと詰まってるようで、
ああ、みんながみんな同じ気持ちでいるんだなぁと思った瞬間、
思わずほろりとなりそうになりました。
そんなライブのレポは裏の方に…。
(画像をクリックするとレポページに飛びます。)


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-剛紫『美我空−ビガク〜my beautiful sky TOUR』inなら100年会館 2009年4月10日(金)レポ-
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『セットリスト』

・美 我 空
・TALK TO MYSELF
・愛詩雨
〜MC〜
・素敵な詩 孤独な詩
・雨の弓〜Ameno-yumi
・ku
・NIPPON
・叶え Key
〜MC〜
・綴る
・歴史
・Raindrop Funky
-暗闇でのフラッシュを利用したセルフ撮影パフォーマンス-
・FUNKAFULL FUNKAFULL
・Purple Stage

<アンコール>
〜MC〜
・空〜美しい我の空
〜MC〜
-バンドメンバーとのセッション-


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-ステージ構成-
パンフに掲載されてる長方形のクリアケースのオブジェが
ステテージ向かって中央のやや左よりに2本飾られてるだけで、
かなりシンプルな感じに。
(『美 我 空』の文字が入った長方形のクリアケースは曲によって剛紫さんの右に置かれたり、
左側に置かれていたりと多々移動する演出になってました。)
スクリーンはステージ中央の上部に1つだけ。
しかしライブ中にイメージ画像は映されるものの、
剛紫本人の歌っている映像は映される事はないです。
バンドメンバーの並びは、
ひな壇上部、向かって左からコーラス2名・キーボード・ドラム・パーカッション、
下段に向かって左側から管楽器3名・ベース、中央に剛紫、右側にギター2名の順番。
バンドメンバーは男女共に黒の上下のスーツでクラシックな感じ。

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・美 我 空
剛紫服装…黒のシャツに黒のパンツとインナーに白のTシャツ。
(確かインナーの白Tはこの時点で着ていたハズ…若干記憶が曖昧です 汗。)
会場が暗転し、暗闇の中からすっと剛紫さんが登場すると拍手が。
会場に一礼し、剛紫のみで演奏開始。

・TALK TO MYSELF
『美 我 空』の演奏から曲が途切れる事なく流れるように『TALK TO MYSELF』へ。
(この時『美 我 空』ではまた出て来てなかったバンドメンバーがラストの方で静かに出て来て、
それぞれ指定の位置に立ってから『TALK TO MYSELF』を歌うという演出になってました。)

・愛詩雨
〜MC〜
○始めに「今晩は、剛紫です」と挨拶。
○「30歳を目前にして『音楽とは?』と考えた時、
自分では音楽をやっている感覚がなくなってきて、
音楽はこうでなければいけないという決めつけではなく、
例えば女性はこう、男性はこうならなくてはいけないとかじゃないように、
様々であっていいと思う。
○複雑な感情とか欲とかじゃなく、
透き通った感情、音楽で君達(ファン)と繋がっていたい。
○平城旧跡の360度の青空に悲しみや納得出来ない気持ちを預けて東京で仕事をし、
また苦しくなったら奈良に戻ってという事を繰り返してきた。
そして29歳になった時、この美しい空がいつしか皆さんと一緒に美しい我の空となるように、
このプロジェクトを立ち上げた。
○20歳の時には家族といれなかったので、30歳の本日は吉野山に行って家族と写真を撮ってきた。
○大変な今だからこそ、皆さんの心の中でほんの少しでもスペース(空)を作って欲しい。
そうすれば他人を愛するとかそういったいろんな事がそのスペースに入ってきて、
自分を見つめ直し、確かな希望や美しい我の空をスペースに入れて行って頂きたいと思う。
素直な気持ちを持って最後まで歌っていきますので、皆さん最後まで宜しくお願い致します。」
と挨拶し、次曲へ。

・素敵な詩 孤独な詩
『素敵な詩 孤独な詩』に入るまでのイントロの演奏が結構長めの構成に。

・雨の弓〜Ameno-yumi
・ku
剛紫専用のドラムが向かって左側から登場。
剛紫によるドラム演奏有り。

・NIPPON
この曲も『NIPPON』に入るまでのイントロの部分が結構長めの構成に。

・叶え Key
〜MC〜
一度捌けてから白のTシャツ1枚になって再度登場。
キーボード用の椅子に座り、客席にも着席を促してMC開始。
○本当に自分が伝えたいと思っていた想いとか気持ちを言葉で話す事が大事なのかなぁと思った。
○今ステージに立って殆ど緊張していないし、楽しいというか嬉しくて仕方がない。
○僕は今幸せだけど、その裏側に180℃くらい不幸な辛くて苦しい時もあった。
でもそれが勉強だと思うし、苦しい時も悲しい時も学ぶ為の大切な時間だと思った。
また人生一度きりだからその事を優しく感じなら生きていくことが大事なんだなぁと思う。
○時代という事を考えた時に、僕という歴史はどんな歴史になるんだろうと漠然と思った時、
みんなが習ってきた歴史がどこまでが真実でどこまでが違うのかと思うのだけれど、
僕が5カ国語しゃべれる人間だったら、
(歴史的に)『アイツは結構しゃべれるヤツだった』になるし、
髪が長かったら『髪が長かった』になるし、
語尾に『だろ?』と付けていたと書いてしまったら(歴史的に)そうなる訳だから、
今は映像があるから分るけど、学んできた歴史がどこまでが本当だろうと思った。
○自分のデジカメは画像は『空』『寺』『寺院』のみで、
落としたところで老夫婦のデジカメと思われても違和感がない。
○平城旧跡で桜を撮りに行こうかと思い、
平城旧跡近くに住む知り合いにどんな状況が連絡したところ、
「石舞台の上にあり得へんくらい人がおる」と返って来た為、
剛紫さんは「ヤツら(ファン達)やな」と直ぐさまピンときたそう 笑。
○奈良は京都と違って発展させていないところが魅力な場所と説明。
神様がいて、鹿さんがいて、伝説、伝統、日本古来のものが沢山あり、
皆さんも今回だけじゃなく、来て欲しいとアピール。
○もしも自分のCDが1300年後に残っていたなら、
その時代の人に『なんなのこれ?』になるかもしれないけど、
映像が残っていたらイケルかもしれない。
○昔飼っていたペットが1ヶ月の命と言われ、
『いつまでも一緒にいよう、わかった?』と一生懸命言葉をかけていたら、
相手はしゃべれないけれど『うん』と言っているような顔をしたので伝わったような気がした。
結局ペットは亡くなってしまったけれど、その時に教わった事は
言葉があるんだからちゃんと話をしなければいけないと思った。
身近にいる人でも意外に知らなかった部分があったりするので、
話をきちんとすれば誤解もないし、はっきりモノを言うという優しさも伝える事が出来ると思う。
○MCの最後に『座ったままお聞きください』と言って、2曲続けて着席のまま次曲へ。

・綴る
・歴史
『綴る』『歴史』共に剛紫によるキーボード演奏のみ。
(『綴る』はCDよりもかなりスローなテンポで、
ワンフレーズ、ワンフレーズをじっくり噛み締めるような歌い方でした。)

・Raindrop Funky
-暗闇でのフラッシュを利用したセルフ撮影パフォーマンス-
インストが流れる中、暗闇で剛紫がフラッシュを焚きながら、
様々なポーズでセルフ撮影を。
あまりの暗さに客席は何をしてるのか全く解らない感じでしたが、
実はそのセルフ撮影された写真が
次曲の『FUNKAFULL FUNKAFULL』のバックスクリーンに映し出す演出の小道具になっていたのでした。

・FUNKAFULL FUNKAFULL
セルフ撮影された10数枚のモノクロの写真がリズムに合わせるように
次々にスクリーンに登場。

・Purple Stage
パープルの照明の演出がかなり綺麗。
ラストに剛紫がアカペラで『ラララ』の熱唱有り。
(余りの素晴らしい声音に会場全体が息をする事すら忘れたように静まりかえり、
じっくりと聴き入っておりました。)

<アンコール>
〜MC〜
最初は会場からのアンコールコールもなく、ただ拍手のみでしたが、
誰か1人がバースデーソングを歌い始めると途端に合唱となり、
拍手でリズムを取りながら客席が一団となってバースデーソングを繰り返し熱唱。
暫くしてから剛紫さんがゆっくりと登場し、
会場からのハピバソングを聴きながら飲み物を口にしてひと呼吸おいてから、
客席に向かって『みんなありがとう』と挨拶。
○故郷でこうして大好きな人達にハッピーバースデーを歌って頂いてるというのは幸せな事だと思う。
30歳になって友達も沢山増えたけれでも、僕自身環境は変わらない。
若い時は期待に添えるような自分になろうという人生だったけど、
30歳を目前にしてずっと押させていた『変われない自分』に戻っていこうとする僕に
合わせてくれた皆さんに心から感謝しています、有り難うございます。
と客席に向かって一礼。
○奈良の西大寺さんの境内にある幼稚園の時代、
『愛という事』、『人は生きて行き、そして死んで行く。でもそれが人生。』
という事を自然に教えて下さったから僕をこの世に送り出してくれた両親や
苦しい時に支えてくれた兄弟に常に感謝している。
また皆さんに『愛してる』と伝えたいから日々自分なりに不器用であるけれども生きている。
○奈良の事は一日たりとも忘れた事はない。
だからいつか奈良に帰ってきて、奈良から東京に、
そして奈良から世界に様々なメッセージを届ける生活をしたい。
○ついさっき30歳になったばかりで実感がないけど、
30歳になった途端、いきなり膝にくるとかあったら嫌だなぁという感じはある。
まあ膝は普通ですが、急に食事をそんなに取らなくなった。
今日も吉野の方に行った時に焼き草餅?緑の餅を焼いたやつと食べて、牛乳を飲んだだけ。
その時お餅屋お店の方が『あれ?剛くんちゃうん?』、
『でもこんなところにいる訳ないし』という会話をしきりにしていたそうで、
『はいそうですよ〜』と言ってあげるのもよかったけれども、
ちょっとクイズっぽくしたかったので結局黙っていたそう。
○成人式の時に家族と一緒にいられなかったので、
30歳の時には一緒に桜を見るか奈良に来る(住む?)かしたかった。
『だって絶対30歳は2度と来ないから。2回来たら可笑しな事になるでしょ?』と言って会場が爆笑に。
○ハピバソングの話題から考えてみれば日本の曲がないという話になり、
会場からの『作って〜』の声援に『なんか考えるから』と答えると会場から大きな拍手が。
しかし一瞬考えるも即座に鹿の角で作ったマイクスタンドを指差し、笑いながら
『僕が作っちゃうとこんな事になるから』と答えると、会場が爆笑に。
○鹿の角のマイクスタンドは自作で、ケンカした鹿さんや病気で死んだ鹿さんの角を
特別なところで許可を貰い、作ったとの事。
そこから人間の男性がこんな角を生やしている世の中だったら…の話題になり、
ちょっとイイなぁと思っている剛紫さんは毎晩その角を磨くらしい。
すると会場から『付けちゃえば?』の声がかかると、
『帽子を被る際に掛けるだけになり、また他人の帽子掛けにもなってしまう』し、
『タクシーの乗る際も天井に角が当たってしまうので生活しづらい』と答え、会場が爆笑に。
○『空』のPVを作る際、時間もなかったという事で奈良に来て
1日半プラス東京(生活してるところ)を自ら撮影、編集した。
自分のメッセージをそのまま自分で伝えるというのは、
それが綺麗とかヘタとかいう次元ではなくて、自分に合っていると思った。
皆さんにどう響くのかはわからないけれど、空を想いながら作った曲なので、
この曲を聴きながら美しい我の空を思って欲しい。
また僕と皆さんは繋がっているから、何か苦しい事があった時にはお互いに空を見上げましょう。
そして僕はみんながいてくれるんだという事を思って、乗り切りたいと思う。
また皆さんも一度きりの人生を大切に生きて下さい。
皆さんの胸の中に美しい我の空を想い描いて聴いて下さい。
と最後に挨拶し、次曲へ。

・空〜美しい我の空
〜MC〜
○『こんな時代だからこそ、生活の中で美しい空を描きながら、
自分の愛を持って世界を断ち切って頂きたいなと思っています。
最後はいつも決まってない、取りあえずやるって事で』と締めくくり、
ラストのセッションへ。

-バンドメンバーとのセッション-
名前が出る、又は呼ばれる等の個々のメンバー紹介はなかったものの、
紹介の変わりに個々のソロ演奏は有り。
演奏後も紹介は無く、バラバラに捌けて行き、
最後はつよっさんが軽くお手振り&会釈で捌けて終了でした。


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